国際キャッシュカード比較 ← 今はクレジットカードの時代ですね

海外でお金が必要なとき、一番手軽なのが、
国際キャッシュカードを海外ATMで使う方法ですよね。(インターナショナルカードと呼ばれたりもします)

国際キャッシュカードは、銀行のキャッシュカードの国際対応版で、中国のATMでも、当然、使うことができます。
私、管理人も、上海で毎月のようにやっていました。

左の写真のPLUSマークやCirrusマークがついているATMなら日本の銀行口座のお金を、現地海外で直接引き出すことができます。

(というのは表向きの説明で、マークがついていなくても引き出せるところもあれば、
 マークがついていても、引き出せないところもあります。笑 ←中国での話)

で、私も、最初、上海でずっと新生銀行を使っていたんです。
今でも、ネットで調べてみても、「新生銀行が一番便利」と
書いてあるサイトも多いですよね。

ですが、もっとお得なカードがあったんです!

と、言うか、私、教えてもらうまで、
国際キャッシュカードの手数料なんて、どの銀行でも同じだと思ってました。

調べてみると、結構ちがうんですよね。
しかも、手数料は2種類。引出手数料と両替手数料です。
こうなったら徹底的に調べてやろうと思い、ここにまとめてみました。

新生銀行は、
引出手数料 無料、
両替手数料 4%。
10万円を引き出すと、手数料は4000円ですね。
http://www.shinseibank.com/atm/riyou_kaigai.html

新生銀行の4%という数字は、一般の銀行と比べて、結構良い数字。

みずほ銀行のインターナショナルキャッシュカードは、こんな感じです。

みずほ銀行
引出手数料 210円/回、
両替手数料 1%+約4%=約5%。
(両替手数料が、「$⇒¥換算値+4円」なので、1$100円として4%と計算)
10万円を引き出すと、手数料は5840円
http://www.mizuhobank.co.jp/start/available/card/international/

シティバンクは、おトクなイメージがありましたが、
カードでの引出しは、そんなに良くないようです。(後述しますが、海外送金は非常に良いです)

シティバンク
引出手数料 210円/回、
両替手数料 約4.5%。
(4.5%というのは「TTSに3%上乗せ」ということから試算)
10万円を引き出すと、手数料は5340円
http://www.citibank.co.jp/ja/bankingservice/usingoverseas/index.html

で、見つけましたよ、新生銀行よりももっとお得な銀行!
2つあります。

楽天銀行(旧イーバンク銀行)は、結構良いです。
引出手数料 無料、
両替手数料 2.94%。
10万円を引き出すと、手数料は2940円
http://www.rakuten-bank.co.jp/card/debit/foreign-atm.html
しかし、最近の改悪で海外キャッシング(海外で引出し)ができるカードは
年会費を1000円取るようになりました。

●Knt!トラベルキャッシュ
近畿日本ツーリスト(Knt)とスルガ銀行が協力してできたカード。
引出手数料 210円/回、
両替手数料 3.00%。
10万円を引き出すと、手数料は3840円です。
http://www.surugabank.co.jp/my/faq/foreign.html#02
2011年4月以前は、手数料1.93%で一番お得なカードだったのですが、
改悪され手数料が3%に。

「え?何?スルガ銀行なんて聞いたことない!」という方も多いと思います(笑)。
スルガ銀行は「駿河の国」のスルガなんですが、地方銀行というよりは、
マイレージが貯まるスルガ銀行ANA支店など、ネット関連に力を入れている銀行。

なので、マイルを溜めているマイラーの方には結構有名なんですよ。
もともとは、『スルガ銀行VISAデビットカード』というカードがあり、
今は近畿日本ツーリストと提携、さらに海外で便利にパワーアップして
『Knt!トラベルキャッシュ』となっています。

さてさて、では、新生銀行と、Knt!トラベルキャッシュ(スルガ銀行デビット)の
手数料を実際に試算して、比較してみましょう。
新生銀行と、Knt!トラベルキャッシュ(スルガ銀行デビット)の手数料比較表
※上海の場合。中国のATMは一回の引き出し額上限は
 2000元(約3万円)が多いので、一回を3万円として計算)

30万円ほど引き出して、その差、900円。
正直に言うと、差は大きくはないですよね。

しかし、クレジットカードで引き出すと、
この手数料を少なくすることができるんです。
(クレジットカードの場合は手数料ではなく、利息になりますが)

良いカードを選び、ちゃんとした使い方をすれば、
手数料ゼロというのも可能です。

国際キャッシュカードとクレジットカードの比較は、
トップページの国際キャッシュカード比較表で詳細に比較しています。