[質問]オーストラリア留学 お金の持って行き方/送金方法

オーストラリア留学

質問をいただきました。

この秋から子供(20歳)がオーストラリアに留学(半年程度)するので国際キャッシュカードやデビットカードを調べています。 このサイトがとても分かりやすくありがたく参考にさせていただいています。この分野にとってもお詳しいのむてつさんにうちの場合に最適な方法を教えていただきたいのですが、

●現地での現金引き出しは月2回
(ホストファミリーへの食費の支払いなどで@700豪ドル)
●日本出発時に外貨預金は安全を考えて1500豪ドル預ける予定
●現地到着後、毎月1500豪ドルを子供の口座に送金予定

こう考えていますが、賢いカード選びを教えてください。

ご質問ありがとうございます。
オーストラリアに半年留学とのこと、いいですね〜。

で、さっそくご質問への回答ですが、確認ですが、

現地で使うお金は、
●お子さんに出発時に手で持たせる現金:1500豪ドル
●仕送り額:1ヶ月1500豪ドル
●ホストファミリーへの支払い:1回700豪ドルを月2回
●お子さんのお小遣い:1ヶ月100豪ドル

ということで、よかったですよね?

以下、この前提で進めていきます。

まず結論

まず、結論ですが、おすすめのカードの組み合わせは、

セディナカード(マスター)
 ↑お子さん名義か、親名義の家族カード

ソニーバンクウォレット
 (ソニー銀行のデビットカード)

です。

それぞれのカードのおすすめ理由&使い方を書いておきます。

セディナカード(マスター)がおすすめの理由と使い方

セディナカード(マスター)

今回の留学の場合、一番大きな支払いが、ホストファミリーへの支払いで、これは現金払いですよね。

現金が必要なら、クレジットカードでの海外キャッシング(=現地ATM引き出し)が一番お得です。

とくに、セディナカードが、カード会社へ連絡不要で、Pay-easy(ペイジー)というシステムを使って、スマホやパソコンから、繰り上げ返済ができるので、お得です。セディナカードの中でも、レートが一番良いマスターカードを選ぶのがおすすめです。

お子さん名義のカードを作るか?家族カードにするか?

お子さんは、今、日本でアルバイトをしていますか?アルバイトをしているなら、学生でも、キャッシング枠付きでカード発行できる可能性があります。ただしキャッシング枠(=キャッシングの限度額)は少なめで「10万円」くらいになると思われます。でも、このキャッシング枠は、繰り上げ返済が完了すれば、また元に戻ります。

お子さんがアルバイトをしていなくて収入がない場合は、親の名義でセディナカードを作り、お子さんには家族カードを発行するようにしてください。そうすれば、お子さんは、オーストラリアで、セディナカードを使って現地ATMでオーストラリアドルを引き出す(=海外キャッシングする)ことができます。

親名義のカードの場合、引落し銀行口座を親の銀行口座にしないといけなくなりますが、それは問題ありません。繰り上げ返済のときの支払いを、ペイジーを使って、お子さんの銀行口座から行えばいいからです。

繰上げ返済のための準備

準備としては、「Pay-easy(ペイジー)払い可能銀行」にお子さんの口座を作っておいてください。繰り上げ返済で必要になります。

↓このページに、ペイジー可能銀行一覧があります。

参考
セディナ公式サイト インターネットでのご入金(返済)
http://www.cedyna.co.jp/om/payment/card-cashing/yoyubarai/net/

次に、セディナカードが手元にとどいたら、セディナカードの会員サイトである「OMC Plus」に登録します。これで繰り上げ返済の準備はOKです。繰り上げ返済は、この「OMC Plus」にログインして行います。

あとは、親としては、毎月、そのお子さんのPay-easy(ペイジー)払い可能な銀行口座に、お金を入れておくだけ。

あとは、お子さんに、「海外でATM引き出しを含めて、↓この3つは、自分でやりなさいよ」と言っておけばOKです。

お子さんが現地でやること
1. 海外でATM引き出し
2. 海外キャッシングの2,3日後、OMC Plusでデータ反映しているか確認
3. 繰り上げ返済の操作

繰上げ返済の方法は、↓こちらの記事で写真付きで解説しています。

参考記事:

セディナカード/Jiyu!da!カード繰上返済の手順

家族カードを作った場合の補足

親の家族カードを作った場合は、家族カードを使って「OMC Plus」にIDとパスワードを登録します(もちろん、親のカードも登録しても支障ありません)。こうして、家族カードで「OMC Plus」登録しておくと、お子さん自身が繰り上げ返済できるようになります。

繰り上げ返済するときは、家族カード会員として「OMC Plus」にログインし、 Pay-easy(ペイジー)払いを選択。そして、ペイジー払いのときに、お子さんがお子さん自身の銀行口座を選び、支払いをすればOKです。

セディナカードのペイジー払いは、「カードの本会員の名義」と「ペイジー払いの銀行口座の名義」が違っても、ペイジー払いが可能です。

繰上げ返済は、日本で予行演習も可能

繰り上げ返済は、日本で練習しておきましょう。繰上げ返済は、海外キャッシングでなくても、日本でATM引き出し(=キャッシング)をしたときも、行うことができます。

日本でのキャッシングなら、カード明細への反映も早いので、ATM引き出ししてから、すぐに返済(=ほとんど利息ナシでの返済)も可能です。

なので、2、3度、日本で練習してから、オーストラリアに行くと安心ですね。

ソニーバンクウォレット(=ソニー銀行のデビットカード)のおすすめの理由と使い方

ソニー銀行デビット1

②のソニーバンクウォレット(=ソニー銀行のデビットカード)に関しては、必ず必要というわけでもないです。

2枚目のカードの一番の目的は、「万が一、セディナカードが使えなくなったときの予備」です。

ただ、カード払いが多いなら、ソニーバンクウォレットはお得です。ショッピング手数料がかからないからです。カード払いで比較すると、ソニーバンクウォレットはセディナカードよりお得です。

ですので、オーストラリアの生活でカード払いが多いのか、現金払いが多いのか、で、必要かどうか判断してみてください。

おそらくですが、今回は留学なので、そんなに買物もしないですよね。予備が第一の目的として考えるなら、ソニーバンクウォレット以外のカードでも構いません。

ただ、カードを選ぶときには、VISA・マスター・JCBなどの「国際ブランド」はマスター以外がおすすめです。セディナカードでマスターを選ぶからです。使える店の数で言えば、VISAですね。

あと、注意点としては、ソニーバンクウォレットの場合は、デビットカードなので、ソニー銀行の口座に預金がないとカードが使えません。お子さんの口座を作ると同時に、親が入金するための「ファミリーカード」を忘れずに作っておいてくださいね。

オーストラリアのATMの引き出し手数料と引き出し限度額

手数料が安くて、ATMの数も多いANZのロゴは覚えておくとよいです

オーストラリアのATMは、銀行などのATM設置者が引き出し手数料を取ります。銀行によって違うようです。

●手数料2ドル
・ANZ
・SUNCORP BANK

●手数料3ドル
・Commonwealth Bank
・Westpac
・NAB
・HSBC
・Bank of Melbourne

参考にさせていただいた記事
【豪】クレジットカードATMキャッシング手数料まとめ – みす夫のメルボルン移住PROJECTより

引き出し限度額は1日1000豪ドル

引き出し限度額は、通常、1日1000豪ドルとのこと。

●オーストラリアのATMにはAU$50札とAU$20札しか入っていません。引き出せる金額はこの2つの組み合わせで可能な金額のみです(つまり、最低金額はAU$20。AU$30, AU$110, AU$130などは引き出せません)。
●通常、1日の引き出し限度額はAU$1,000です。

参考にさせていただいた記事
【ATMの使い方】引き出し編 | オーストラリア留学センター スタッフブログより

↑こちらの記事には、ATMの使い方も書いてあるので、おすすめです。

今回の場合は、ホストファミリーへの支払いが1回700豪ドルとのことですので、その700豪ドルとお小遣い分を一緒に引き出すようにすると、ATM手数料が1回分節約できますね。

手数料が安いATMで、限度額も考えて引き出すように、お子さんに言っておきましょう。

ゆくゆくは現地銀行の口座?

一応、ここまでは、日本のカード利用ばかりを書きましたが、オーストラリアの生活に慣れるうちに、現地銀行の口座を作って、現地銀行のキャッシュカードで現金を管理するようになるかもしれないですね。

それはそれで問題ありません。

ただ、まあ、半年だけの滞在なので、銀行の口座維持手数料や、銀行口座を閉めるときの手数料なども考えて、作るかどうか決めると良いと思います。

まとめ

もう一度、最後にオススメカードを書いておきますね。

おすすめのカードの組み合わせは、

セディナカード(マスター)
 ↑お子さん名義か、親名義の家族カード

ソニーバンクウォレット
 (ソニー銀行のデビットカード)

です。

最初は、使い方に慣れないかもしれないですが、すぐに慣れると思います。お得なことは間違いないので、ぜひ使ってみてください。

回答は、以上です。
参考になりましたら幸いです。

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