外貨預金の代わりにFXは間違い。違いを比較してわかるメリット/デメリット

FXと銀行の外貨預金はどちらが良いか?

外貨預金の代わりにFXを勧めるのは間違い。たとえレバレッジ1倍だとしても

最近よく目にする、「外貨預金は損!FXはトク!だからFXの口座開設をしよう!」みたいな記事。

あれって、なんか、ちょっと違うと思うんです。たとえ、FXをレバレッジ1倍で使ったとしても、FXと外貨両替は絶対に違う。

違うと考える理由は2つ。↓これです。

外貨預金の代わりにFXを勧める記事が誤りである理由

  1. 外貨預金の一面(利息や値上がり)だけ見て比較しているのが間違い
  2. 外貨預金の進化を知らない(新しい外貨預金を調べてない)

私もFXは、外貨両替や外貨積み立てなどには結構使いました。たしかに、FXは外貨取引で利益を得るためには良いシステムだと思います。

でも、海外旅行好きの一人として感じた、FXの致命的な欠点は、「FXは外貨のまま使うのが不便」ということ。FXって、基本的には「最後は日本円に戻すことが前提になっているシステム」なんです。

だから、貯めた外貨を海外で使いたい人には、FXって合わないと思うんです。このページでは、この点を、しっかり解説したいと思います。

外貨両替/外貨預金する目的は「利息や値上がりを得ること」だけじゃない

FXをやる人の目的は、外貨で稼ぐことですよね。でも、外貨両替や外貨預金の目的は、「稼ぐこと」だけじゃありません。

外貨両替/外貨預金の目的3つ
①貯めて利益(利息や値上り)を稼ぐ
②海外送金する
③外貨として使う

①の外貨で稼ぐことが目的ならFXが良いと思います。ここに異論はありません。FXは①に特化したものですから。

②の海外送金に関しては、「FXで外貨両替して、手数料の安い銀行から海外送金する」という方法は今も有効です。ですが、一部のFXで可能な「外貨のまま出金」は、外貨出金手数料が値上がり傾向で、以前よりお得さが減っています。

そして、③の「外貨として使う」が、今、注目の部分です。ここはFXでは不便な部分。一方で、「新しい外貨預金」が、この③の「外貨として使う」の面で非常にお得に進化しており、②の海外送金よりもお得になっています。デビットカードでのカード払い限定にはなりますが、「FX+海外送金」よりもお得な外貨の利用方法が出てきているのです(下で解説します)。

従来の外貨預金はデメリットだらけ。FXに全く勝てず

「外貨預金ってダメだよね」と言われる理由も、わかるんです。従来の外貨預金って、ほんとダメダメでしたから。さきほどの、「外貨両替/外貨預金の目的3つ」に当てはめて考えると、従来の外貨預金は、↓こんな感じでした。

従来の外貨預金は3つの目的でもダメダメ
①貯めて利益を稼ぐ
⇒金利が低く、外貨両替手数料も高いので儲からない
②海外送金する
⇒普通の銀行は外貨送金手数料も高い
③外貨として使う
⇒外貨出金手数料も高い

↑こんな感じでしたからね。これでは、「外貨預金ってダメだよね」と言われても仕方ないです。

でも、最近の進化した「新しい外貨預金」は違います。

新しい外貨預金のメリットは何が違うのか?

新しい外貨預金

新しい外貨預金の変化
●外貨両替手数料が安くなってきた
●外貨預金をデビットカードで現地ATMから引き出せるようになった
●外貨預金をデビットカードで外貨のまま使えるようになった

まず、新しい外貨預金は、外貨両替手数料が安くなってきました。特にネット銀行を中心に、です。ただし、この両替手数料の点では、銀行は、まだFXには、かないません。銀行で、両替手数料の安いソニー銀行でも、1ドルにつき15銭ですから。

でも、重要な点は、そこではありません。
重要なのは、↑この中の下の2つ、「外貨として使う」の部分です。
さきほどの、「外貨両替/外貨預金の3つの目的」で言うと、③です。

③a. 外貨預金をデビットカードで現地ATMから引き出せる
③b. 外貨預金をデビットカードで外貨のまま使える

特に③b. のデビットカードでのカード払いが銀行の外貨預金では、非常にお得なんです。

今のところ、この③a.と③b.ができるのは、住信SBIネット銀行とソニー銀行のみ。

その2つの中でも、ソニー銀行の手数料の安さが突出しています。

※新しいFXとして、外貨両替に力を入れているFX会社「マネーパートナーズ」が出している「マネパカード」なら③a.と③b.ができます。でも、手数料の面で、マネパカードはソニー銀行に負けています。

おすすめはソニー銀行。外貨預金でのデビットカード支払は手数料ゼロ!

ソニー銀行をおすすめする一番の理由は、「外貨預金でのデビットカード支払は、手数料がゼロ」になること。

クレジットカードでも海外でのカード払いは、海外手数料を「2%〜3%」取りますから、ソニー銀行のおトクさがわかると思います。

ソニー銀行での外貨預金
①貯めて利益を稼ぐ ←FXの勝利
②海外送金する  ←普通の銀行レベル
③外貨として使う ←飛び抜けておトク

なので、「今後、外貨として使う予定がある」なら、ソニー銀行の外貨預金はおすすめです。

※ただし、ソニー銀行がおトクなのは、指定10通貨限定の話です。指定10通貨とは、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナの10通貨。指定10通貨以外だと、別の手数料がかかってくるので、クレジットカード利用と、そんなに差がなくなります。

また、海外送金に関しては、ソニー銀行の送金手数料は「並み」レベル。特に安いわけではありません。ただし、海外送金の受け取り(=被仕向送金)は手数料ゼロなので、送ってもらうのは良いと思います。

手数料比較 ソニー銀行 vs FX両替&海外送金

「いや、いや、いや、そう言っても、『FX両替+海外送金』のほうが合計手数料が安くなるんじゃないの?!」と反論する人もいるかもしれないので、具体的に比較してみましょう。

例えば、留学で支払う学費のために、50万円を準備したとします。

ドルの場合は↓こんな感じ。
ソニー銀行の外貨預金とFX両替&海外送金の比較(米ドル)

ユーロの場合は↓こんな感じ。
ソニー銀行の外貨預金とFX両替&海外送金の比較(ユーロ)

明らかにソニー銀行のデビットカード利用が安いですね。

あと、マネーパートナーズFXは「空港外貨受取」というサービスもやっているので、そちらとも比較してみましょう。↓こんな感じです。

↓ソニー銀行とマネパ空港外貨受取の比較(ドルの場合)
ソニー銀行とマネパ空港外貨受取の比較(ドルの場合)

↓ソニー銀行とマネパ空港外貨受取の比較(ユーロの場合)
ソニー銀行とマネパ空港外貨受取の比較(ユーロの場合)

やはり、ソニー銀行がおトクなのがわかります。

外貨預金の3つのデメリットは本当か?

外貨預金のデメリット?

ソニー銀行のおトクさがわかっても、それでも「外貨預金は不安」という方もいると思います。

「外貨預金」で検索して出てきた記事を見ると、外貨預金のデメリットとして出てくるのは、主に↓この3つです。

外貨預金の3つのデメリット
デメリット1.外貨預金は手数料が高い
デメリット2.外貨預金には保証がない
デメリット3.外貨預金では金利が損

などと書いてあって、「銀行の外貨預金はダメ!」と主張している記事がほとんどです。で、記事のそのあとの部分に、大体、↓こんな感じで書いてあります。

外貨預金はダメだけど、資産すべてが日本円だと日本円の価値が下がるリスク(=インフレ)があるので、海外資産は持つべき。だから、「デメリットとリスクの少ないFX」がおすすめ。

↑これ、まさに、以前の私です(苦笑)。こういう話を信じて、FXで外貨積み立てを始めました。ですが、数ヶ月やったあと、最終的には、外貨のまま引き出せないことがわかり、私は、FXで外貨を貯めるのをやめました。

なので、次では、その「外貨預金の3つのデメリット」について、ちゃんと検証してみます。

「デメリット1.外貨預金は手数料が非常に高い」は本当か?⇒目的による

両替だけならFX、外貨支払もするならソニー銀行の外貨預金がおすすめ

「外貨預金は手数料が高い」というのは、半分ウソで、半分本当です。

というのは、「外貨預金をどう使うか」によって手数料は変わるから。

外貨と日本円の両替だけをするのなら、FXの手数料は安いです。でも、外貨を使うことが前提なら、FXの手数料は高い。

上で、「ソニー銀行の外貨預金+デビットカード払い」が、「FXで両替→海外送金」よりもトータル手数料が、はるかに安いことを証明しました。

外貨を出して使うにしても、FXでは、外貨の現金を出すためには、外貨のまま受取る「現受け手数料」と、外貨を引き出すための「外貨出金手数料」がかかります。

「外貨を使う」という前提なら、外貨預金は、かなり手数料が安いです。(ソニー銀行などの「新しい外貨預金」に限りますが。)

「デメリット2.外貨預金には保証がない」は本当か?⇒微妙

よくある、FXをおすすめする記事には、「FXは信託保全の制度があるから安全。銀行の外貨預金は預金保険制度(ペイオフ)の対象外だから危険」と書いてあることが多いです。

これも本当かどうか、ちょっと微妙な話。

たしかに、外貨預金より、ペイオフの対象である日本円の預金のほうが安全です。それは正しい。でも、「FXのほうが安全」というのは、かなり怪しい話です。

「FXの信託保全」は、もともと、FX業者が倒産しやすいので始まった制度。

銀行は、設立に厳しいチェックがあり、簡単に作れません。一方、FX会社は比較的簡単に設立できます。それらを同列に比較するのは、ちょっと違いますよね。

信託保全があるからFXは安全なのか?

また、「信託保全があるからFXは安全」というのも、疑問が残ります。

FXでは、突然、FX会社が破綻した場合、取引不能になり、レートの暴落に対して、何もできない可能性があります。

一方、銀行は、日本の銀行であれば、ニュースを見ていれば、破綻しそうな情報は流れてくるので、破綻前に預金を引き出すことも可能、とも言えます。

「デメリット3.外貨預金では金利が損」は本当か?⇒まあ本当

「外貨預金では金利が損」に関しては、海外の銀行での金利より、国内の金利が悪いことは本当です。

FXではスワップポイントがもらえるので、この点はFXの勝利と言えます。

結論「外貨預金の3つのデメリット」は、偏った意見である

以上、「外貨預金の3つのデメリット」を見てみましたが、↓こんな結果になりました。

「外貨預金の3つのデメリット」の検証
その1.外貨預金は手数料が高い
⇒目的による
その2.外貨預金には保証がない
⇒だからFXが良いわけではない
その3.外貨預金では金利が損
⇒まあ本当

つまり、「かなり偏った意見なので、鵜呑みにするな」というのが私の印象です。

この記事の最初のほうで書きましたが、やはり、「FXは、利息や値上がりで儲けるには良いが、外貨を使うには損」というのが結論です。

まとめ

外貨両替/外貨預金は、目的によって使い分けるべき。

●「利息や値上がりで儲ける」目的なら、FXがおすすめ
●「外貨を使う」のが目的なら、新しい外貨預金であるソニー銀行がおすすめ

特に、このサイトを見に来るような海外旅行好きの人には、ソニー銀行は非常におすすめです。

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