クレジットカード海外現金引出しの短所とその対策

クレジットカードを使った海外キャシング(=海外ATMでの現金引き出し)は
手数料が安くなりますが、デメリットもありますので、書いておきます。

1.カードの月々のキャッシング限度額が決まっている
2.繰り上げ返済には、電話&振込みが必要
  (電話代と振込み手数料がかかる)
3.1回の海外渡航につきいくらまで、という制限がある場合がある
  (今のところこの制限があるのはSBIカードのみ)

3に関しては、どうしようもないのですが、
他の2つに関しては、対策があります。1つずつ見ていきましょう。

対策1.キャッシング限度額を引き上げる

キャッシング限度額は、結婚や海外旅行など特別の場合に、
一時的に引き上げることができるカードも多いです。(電話で申込み)
例:三井住友、JCB、MUFG、オリコ、楽天など

また、上のカード会社以外も含め、全カード会社で言えるのですが、
カード入会後、半年経っていれば、一時的ではなく、今後ずっとの
キャッシング限度額の引き上げ申請をすることができます。

当然、断られることもありますが、言うだけ言ってみるといいと思います。

また、これは、クレジットカードの利用からは外れてしまいますが、
たくさんお金が必要な場合は、『FX両替&海外送金』という方法のほうが
割安になることもあります。

対策2.繰り上げ返済の電話代と振込み手数料

電話代に関しては、
セディナJiyu!da!カードと、SBIカードだけ、繰り上げ返済が
電話申込みなしで、ネットの管理画面上からできます。
海外からの繰り上げ返済時に国際電話代がかかりません。

また現地からの国際電話に関しては、
スカイプなどの方法を準備しておくと電話代の節約となります。
ただし、0120のフリーダイヤルなど、カード会社によってはスカイプが使えない電話番号の
場合もありますので、事前に調べておきましょう。

振込み手数料に関しては、
同じ銀行間なら振込み手数料が安くなると思うので、
自分のカード会社の振込先銀行を先に調べておき、
同じ銀行の口座を準備しておくのも一つの方法です。

また、日本で繰上返済する場合は、
オリコUptyカードのように提携金融期間のATMなら振込み手数料無料だったり、
イオンカードのように、イオン銀行ATMからなら振込み手数料無料、
というものもあるので、そういうカードを選ぶのも方法です。

以上のように、返済方法によって、対策が変わってきますので、
自分の予定している返済方法を考えて、それに合ったカードを選ぶようにしましょう。

トップページの比較表では、国際電話料金や、振込手数料を考慮に入れた比較をしています。
参考にしてみてください。⇒国際キャッシュカード比較表