イギリス英ポンド両替(ATM海外キャッシング)@ロンドンヒースロー空港2018年9月

英ポンド両替@海外キャッシング イギリス ロンドン

このイギリス、ロンドンヒースロー空港でのATMキャッシングに関しては、読者の方からコメントで情報をいただきました。イギリスへ行く人たちに役立つと思いますので、こちらにまとめておきます。

先に結論。ポイントまとめ

先にポイントをまとめておきます。

●ヒースロー空港T2の到着ロビーにはTravelexのATMしか見当たらず
●TravelexのATMは悪質レートの提示があり。without Conversionの選択必須(⇒参考記事)
●JCBでも悪質レートの提示あり。VISAでは提示無し。
●800ポンド、すべて20ポンド札で出てきた
●現地ATM設置者手数料(=アクセスフィー)の表示があったが取られなかった
●日本側のセディナのATM手数料も取られていなかった

海外キャッシングの内容

↑奥のほうにTravelexの看板(赤と青)が見えます。

●日時:9月8日(土)8時
●場所:ロンドン ヒースロー空港 第二ターミナル到着ロビー
●種類:Travelexカウンター横のTravelexのATM
●利用カード:セディナカードJCB
●引出額:800ポンド
(英ポンド以外にも米ドルでも引出し可能だった)
●その他:案の定Conversion画面が出たのでwithoutを選び、引き出したところ、すべて20ポンド札でした。引き出す前に、Travelexの手数料が2ポンド加算されるがいいかとの表示が出たのでOKしました。(Conversionを勧めてくる悪質レートATMの使い方については、この記事を参照してください)

ヒースロー空港ATMの場所(地図)

ヒースロー空港ターミナル2 ATMの場所(地図)
ヒースロー空港公式サイトの地図より。

↑赤マルがATMで、青マルが両替店舗(Travelexのみ)です。情報提供者さんの話では、ヒースロー空港 第二ターミナル到着ロビーには、TravelexのATMしか見当たらなかったとのこと。

ヒースロー空港公式サイトの情報を見ると、空港内の両替所もトラベレックスだけ。パリのシャルル・ド・ゴール空港もATMはTravelexのATMのみだったので、ヒースロー空港も他の銀行ATMなどは無いのかもしれないですね。

日本円請求額と繰り上げ返済の内容

●日本円請求額:114,853円 (=明細上の引出し金額。利息含まず)
●繰上返済日:14日後
●繰上返済額:115,645円

両替レートは?

ATM引出額が800ポンドで、日本円請求額 114,853円だったので計算してみると、
114,853円÷800ポンド=143.56625
1ポンド=143.56625 となります。

JCBカードの英ポンドの公表レートを調べると、↓こうでした。

JCBのレート
9月7日(金) 1GBP = 142.87 JPY
9月8日(土) 1GBP = 142.87 JPY
9月9日(日) 1GBP = 142.87 JPY
9月10日(月) 1GBP = 143.56 JPY

(↑このレートは小数第三位以下切り捨て)
⇒イギリス8時=東京 同日16時

計算で出したレートと、9月10日のレートと一致しますね。
引き出し日が土曜日だったので、日曜のレートが適用されたと思われます。

yahooの英ポンドレートを見ると、9月10日(月)の始値が143.709674。ここから計算すると、上乗せ率は「-0.1%」とマイナスでした。(=上乗せが取られたのではなく、逆にレートで得した感じ)

英ポンドはマスターよりJCBが良い

それにしても、↑このJCBのレート、マスターカードのレートと比較しても、ずいぶん安いです。

マスターカードのレート
9月7日(金) 1GBP = 144.901234 JPY
9月8日(土) 1GBP = 144.901234 JPY
9月9日(日) 1GBP = 144.901234 JPY
9月10日(月) 1GBP = 145.066714 JPY

9月10日(月)のレートで比較すると、

●JCB:143.56 上乗せ率-0.1%
●master:145.066714 上乗せ率0.94%

と、約1%もJCBのレートが良かった、という結果に。

やはり最近は、レートが良いのはJCBですね。この傾向は2109年も続いています。(⇒参考記事:Mastercard為替レートがVISAやJCBより良い時代は終了(2019年4月調査))

日本の格安両替所と比較してもセディナの勝ち

日本の格安外貨両替所VSセディナの海外キャッシング

日本の格安な外貨両替所と比較してみましょう。当日のレートは調べられないので、この記事を書いている10月1日のレートで上乗せ率を出してみます。

基準レートは、yahoo.comを見ると「1ポンド=148.7055円」(16時39分のレート)。格安両替所は、↓3つほど見てみました。

●Interbank 149.98 上乗せ0.86%
●外貨両替ドルユーロ 155.11 上乗せ4.31%
●GPA両替所 159.48 上乗せ7.25%

↑Interbankのレートがなかなか良いのですが、Interbankの店舗は空港には無いので、交通費か郵送料がかかり、やはり、セディナには勝てません。

表示された2つのATM手数料は取られたのか?

復習ですが、ATM手数料は2種類あります。

海外ATM手数料は2種類

①現地ATMオーナー手数料
②カード会社が取るATM手数料

今回の海外キャッシングでは、

①はATM画面に「2ポンド」と表示された
②はキャッシング明細に税抜200円と書いてあった

とのことですが、今まで私(のむてつ)は、①も②もセディナでは取られていないので、実際に取られているかどうか、↓ここで検証してみます。

検証

今回の海外キャッシングデータ
●800ポンド=日本円114,853円
●繰上返済の合計115,645円
●9月22日支払い。利息期間14日間
●セディナカードは年利18%

ということなので、まずは14日間分の利息を計算してみます。

114,853円×18%÷365日×14日間=利息792円

そして、↓元本と利息を合計します。

114,853円+792円=115,645円 

すると、繰上げ返済額にピタリと一致。ピッタリ一致するということは、利息以外、別のものは取られていない、ということになります。

イギリス ロンドンでの海外キャッシングで海外ATM手数料は取られなかった

2つのATM手数料が取られなかった原因ですが、

①は、ATM画面に「2ポンド」と表示されるのですが、日本のクレジットカードの海外キャッシングの場合は、基本的には取られない。(デビットカードだと取られます)

②は、キャッシング明細に税抜200円と書いてあったのですが、これは、おそらくキャッシング明細が国内用と海外用がわかれておらず、国内キャッシング用の説明として書いてあっただけだと思われます。

まとめ

イギリスでのATMキャッシングのポイントを、最後にもう一度、まとめておきます。

●ヒースロー空港T2の到着ロビーにはTravelexのATMしか見当たらず
●TravelexのATMは悪質レートの提示があり。without Conversionの選択必須(⇒参考記事)
●JCBでも悪質レートの提示あり。VISAでは提示無し。
●800ポンド、すべて20ポンド札で出てきた
●現地ATM設置者手数料(=アクセスフィー)の表示があったが取られなかった
●日本側のセディナのATM手数料も取られていなかった

やはり、イギリスでもセディナカードでの海外キャッシングが良いですね。セディナカードの上手な使い方に関しては、↓こちらに記事にまとめています。

世界17ヶ所で調査。セディナカード海外キャッシング(ATM引出し)のコツ。為替レート/返済/枠増額まで