Alipay(アリペイ)のTour Passに日本のクレカからチャージする方法と中国での支払い方法
2019年11月から、やっと、中国のAlipay(以下、アリペイ)に日本のクレジットカードやデビットカードからチャージできるようになりました!!
そこで、さっそく、実際にアリペイにチャージしてみて、中国上海で使ってきたのですが、便利でしたよ〜。
旅行中、アリペイで全て支払いができました。リニアも、地下鉄も、タクシーも、レストランでも、ローカル食堂でも、すべてスマホをかざすだけで支払いOK。
一応、空港で中国元の現金を用意したのですが、結局、まったく現金を使わずに済んでしまいました。非常に便利。
アリペイ、今後、中国旅行では支払い方法の主流となると思います。ただし、ちょっと落とし穴になりそうな部分もあるのも事実。
このページでは、そんなアリペイの始め方や支払い方法、注意点などをまとめておきたいと思います。
目次
アリペイを日本人が使うには、ミニアプリ「TourPass(ツアーパス)」を利用する
2019年11月からアリペイが日本人でも使えるようになったのですが、実は、これは、アリペイの本来の利用方法ではありません。(今でも、アリペイ本来の利用には中国の銀行口座が必要で、普通の日本人には非常に使いづらいです)
今回、外国人が使えるようになったのは、アリペイの中のミニアプリ、「TourPass(以下、ツアーパス)」だけ。このツアーパスは、日本人を含む外国人専用で、登録が簡単で使い始めやすい一方で、使える機能が限定されています。
Tour Pass(ツアーパス)とは?
アリペイの「ツアーパス」とは、アリペイの中のミニアプリ(=一つの機能)です。日本の例で言うと、LINEの中にLINE Payがあるのと似ています。
アリペイはLINEと同じで、いろいろな機能が多くあり、「ミニアプリ」という形で、新機能が追加されたりします。
中国から見た「外国人」専用
ツアーパスは、中国以外の国のユーザー専用。中国から見た「外国人」だけが使えます。
一方、中国人や中国に銀行口座を持ってアリペイに正式登録している人は、ツアーパスを使うことができません。 ⇒修正:中国人はダメですが、日本人で中国に銀行口座を持ってアリペイに正式登録している人もツアーパスが使えることが判明。下で解説しています。
パスポート写真送信だけの簡単な認証で使える

本来のアリペイは、本人認証や個人情報登録など、使い始めるまでにいろいろ面倒なのですが、ツアーパスなら簡単。
ツアーパスに、携帯電話番号とカード情報、パスポート写真を送信するだけで、使い始めることができます。(アリペイ本体の認証が済んでいなくても、ツアーパスだけを使い始めることが可能)
日本のクレカ/デビットカードからチャージできる
ツアーパスは、(中国から見た)外国人専用なので、日本のクレジットカードやデビットカードを登録し、チャージして、支払いすることができます。
中国での支払い専用
ツアーパスは、中国(大陸)での支払い専用です。
本来のアリペイは、中国の大陸部だけではなく、日本や中国以外の国でも利用できる場所が増えていますが、ツアーパスは、この点は、残念ながら同じではありません。
バーチャル・プリペイドカードの扱いで、有効期限は90日間
ツアーパスは、プリペイドカード方式です。先にチャージ(入金)してから使用します。オートチャージの機能はありません。
ツアーパスを開いたときの画面は、↓こうなっており、「上海銀行のバーチャル・プリペイドカード」になっています。
チャージしたお金の有効期限は90日間。初回のチャージ日から90日経った時点で、残高は、全て、日本円に戻されて返金されます。
ツアーパスのメリット/長所
アリペイ・ツアーパスを使うことのメリット、特に、日本人にとってのメリットをまとめると、↓こうなります。
中国の銀行口座不要でアリペイが使える
中国の銀行口座を持たずに、アリペイが使えるのは、旅行者には本当に助かります。中国の銀行口座開設は、旅行者には面倒ですから。
日本のVISA/Master/JCB/Dinersのカードでチャージできる

ツアーパスへのチャージができる日本のカードは、VISA/Master/JCB/Dinersのクレジットカード・デビットカード。(アメックスでは、残念ながらチャージ不可)
ツアーパスへのチャージは、日本のカードでは「海外ショッピング利用扱い」となります。なので、
(アリペイのほうにはポイントは付きません)アリペイでQRコード払いできるので、中国元両替が不要になる

ツアーパスは、中国本土でのQRコード支払いなら、アリペイと同じように使えます。
これが一番メリットですね。アリペイは中国では「何でも支払いができる」と言い切ってしまってもよいくらい、どこの支払いにでも使えて便利。もう中国元の現金は不要なくらいです。
ただし、地下鉄に乗るときは注意。QRコードを改札機にかざして入ることはできません。券売機で切符をQRコード払いする必要があります。
チャージ手数料は無料(2019年12月31日までは)
ツアーパスへの日本のカードからのチャージは、2019年12月31日までは手数料無料でチャージできます。
2020年1月以降のチャージ手数料がどうなるかは、まだ発表されていません。
利用付帯を有効にする手段が増える
ツアーパスは、中国の長期滞在者にも、大きなメリットになります。利用付帯裏技が使える手段が増えるからです。
アリペイでの支払いは、リニア、地下鉄、タクシー、交通カードへのチャージなどで可能。しかも、VISA/Master/JCB/Dinersで支払いできることになるので、利用付帯裏技が使える幅が大きく広がりました。
利用付帯裏技に関しては、↓こちらのページで解説しています。
中国の利用付帯可能な公共交通機関については、↓こちらのページで解説しています。
もともとのアリペイ利用者もツアーパスは使える
中国で銀行口座を持っていて、ツアーパス以前から「正規のアリペイ」が使えていた人も、ツアーパスを並行して使うことができます。
「正規アリペイ」と並行してツアーパスを使うときの注意点は、アリペイを「中国本土版(China Mainland)」ではなく「国際版(International)」で使う必要があること。
国際版への切り替えは、↓この手順でできます。
右下の「Me」⇒「Settings」⇒「Resion」⇒「International」を選択
国際版が選択してあれば、アリペイのトップページで「Pay」を押して、QRコードを表示させたとき(下の画像)、QRコード下の銀行選択欄で使い分けができます。
●Bank of Shanhai Debit Cardを選択 ⇒ツアーパスで支払い
●自分の中国の銀行口座のデビットカードを選択 ⇒正規アリペイで支払い
ツアーパスのデメリット/短所
ツアーパスを使うときには、デメリットも当然あります。
QRコード決済ができるのは中国大陸のみ
上でも書きましたが、ツアーパスは中国(大陸)での支払い専用です。日本など、中国以外の国ではQRコード決済はできません。(ただし、日本にいて春秋航空への支払いなどネットショッピングの支払いに使うのは可能)
ツアーパスは日本語不可。英語か中国語で使う必要あり
ツアーパスの操作画面は、日本語対応なし。↑このように英語か、もしくは中国語で使うことになります。でも、使う機能は限られているので、英語でも使えると思います。
現在の手数料は2つ。総手数料は約2.5%
ツアーパスへのチャージ手数料は、2019年12月31日までは無料。なので、今、ツアーパス利用で、取られる手数料は、2つ。
①VISA/Master/JCBの中国元レートへの上乗せ
(2019年10月時点で約0.4%の上乗せ)
②日本のカードのショッピング手数料
(約2%。カードごとに違う ⇒一覧)
なので、トータルで、約2.5%は手数料がかかる、ということです。
日本のカードでポイント付く場合でも、1.5〜2%くらいの手数料率ですね。手数料の多さだけで考えると、中国の現地ATMで引き出しのほうがお得です。ただし、利便性はアリペイの勝ちなので迷うところです(苦笑)。
[訂正]90日間でチャージ上限は5000元まで
ツアーパスへのチャージ額は、上限が「2,000元」と決まっています。そして、この2,000元は、初回チャージ日から90日間のチャージ上限額でもあります。
初回チャージ日から90日間の
。そして、ツアーパスの表示残高が2000元を超えられない、という縛りがあります。
具体例で言うと、
最初は2000元をチャージした場合、その時点では、それ以上チャージできなくなります。その後、1500元使えば、数日後に、また1500元だけチャージできるようになります。
3ヶ月間で5,000元までしかチャージできないので、計画的に使うことが必要です(例 カード払いできるレストランなどではカード払いにするなど)。
現金引き出し不可。90日間、チャージしたお金は戻らない
入金したお金は、現金で自由に引き出すことはできません。
実は、返金という形なら可能なのですが、返金は上海銀行の窓口へ行って、返金手続きをすることが必要なので、日本に済んでいると、なかなか難しいです。
90日後の返金で、為替レートで損する可能性あり
90日後の返金は自動で、そのときの為替レートに基づいて両替され、返金されるので、説明では「forex-related loss」(為替差損)が発生する可能性があります」となっています。(もちろん、逆に、為替で儲かる可能性もありますが。)
個人間送金(Transfer)はできない
本来のアリペイなら個人間送金(Transfer)ができるのですが、ツアーパスではできません。割り勘やお年玉(紅宝)などには使えない、ということです。
結局、ツアーパスでは、チャージしたお金は、①使い切る、か、②3ヶ月後の返金を待つ、しか方法はないわけです。(あとは、面倒ですが、中国へ行って上海銀行窓口での返金)
2020年1月以降のチャージ手数料は未定
2019年12月31日までは、チャージ手数料は無料ですが、その後は、手数料がいくらになるのかは、まだ決まっていません。
突然、使えなくなる可能性あり。中国元の現金の用意も必要
Twitterに↓こんなつぶやきがありました。
2日めの夜、ホテルからクルーズ船乗り場までタクシーに乗り、料金をアリペイで支払った。クルーズ船の窓口でチケットを買おうとしたらなぜか支払い不能に。
現金は全く持っていない。なんとか24時間あいている銀行ATMを見つけて、クレジットカードでキャッシングした。
— Satoshi Ohira (@ohiras) November 27, 2019
帰国してもう使わないからいいけど、3日たっても制限解除にならない。アプリの通知画面をなんとか解読したら、送ったものでは不十分らしく、銀行カードの写真を送れと言う。ツアーパスはそもそも中国国内に銀行口座がない外国人向けのサービスだから、中国の銀行カードなんて持っていない。
— Satoshi Ohira (@ohiras) November 27, 2019
↑こういう事態もあるとなると、やはり、現金は準備しておく必要がありますね。中国元の現金をお得に手に入れる方法は、↓こちらの記事で紹介しています。
ツアーパスの始め方
では、ここからは、実際に、アリペイ・ツアーパスの使い方を紹介していきます。まずは、始め方ですね。
アリペイアプリをダウンロード

まずは、アリペイアプリをダウンロード&インストールします。
↑iPhone版はこちらからダウンロード。
↑Android版はこちらからダウンロードできます。
↑iPhone版とAndroid版で、アイコン画像が少し違いますね。
以下、iPhone版で解説していきます。
アプリを開いてみます。
↓「通知」はオンにすると、うるさいのでオフでいいでしょう。
次は、サインアップ(利用登録)に進みましょう。
初回アリペイアプリ利用時に携帯番号を登録する
初めてアリペイのアプリを使うときには、「Sign up」(利用登録)が必要です。↑この画面の「Sign up」を押すと、↓この画面になり、地域(=Japanを選択)と携帯番号を入力します。
↑地域(=Japanを選択)と携帯番号を入力して「Sign up」を押すと、↓この規約を承認する画面が出るので、「Agree」(同意)を押して、進みます。
↓すると、この画面になります。
↓待っていると、登録した携帯番号に、ショートメッセージ(SMS)が届きます。メッセージの中の4ケタの認証番号を入力します。
↓この画面に変わるので、アリペイのマークをタップすると、アリペイにログインします。
↓初回ログイン時には、このように「インターナショナル・バージョンを使いますか?」と尋ねられるので、「YES」を押します。(ここでYESを押さないとTourPassが使えなくなるので、必ずYESを押してください)
↓また一つ前と同じ画面になるので、アリペイのマークをタップして、ログインします。
↓ログイン後のアリペイの画面。これで、準備は整いました。左上に「TourPass」のミニアプリのボタンが出ていますね。この「TourPass」のボタンか、もしくは、下の「START」を押しましょう。すると、TourPassの画面に移ります。
↓これがツアーパスの最初の画面です。次は、このツアーパスへのお金のチャージに進みます。
初回チャージと同時に認証する
ツアーパスが使えるようになったら、次は、お金をチャージしましょう。
チャージ時に、同時にツアーパスの本人確認(認証)を行います。認証に必要なものは、↓これらです。
●パスポート番号
●生年月日
●ビザ写真(=パスポート顔写真ページの画像でOK)
●カード情報(VISA/Master/JCB/Diners)
↓パスポートとクレジットカード(デビットカード)を手元に用意したら、ツアーパスを開きます。ツアーパスの最初の画面は、↓これですね。
↑真ん中の金額(100元、500元、1000元、Other Amount)を押すことで、チャージに進みます。1回にチャージできる金額は、100元〜2000元です。試しに1000元を押してみます。
↓すると、次は、このように個人情報の入力画面になります。
●Nationality(国籍)
●Passport No.(パスポート番号) ←大文字で。
●Name on Passport(パスポート上の氏名) ←大文字で。
●Date or Birth(生年月日) 日(2ケタ)/月(2ケタ)/年(4ケタ)で
●Passport Photo(パスポート写真)
以上を記入します。パスポート写真は、顔写真があるページだけでOKです。
その下にある、「Card Info(カード情報)」だけは、押すと、↓このような別ページが開き、ここに記入します。
●Card No.(カード番号)
●Expiry Date (カード有効期限) 月(2ケタ)/年(2ケタ)で
●CVV(カード裏の3ケタor4ケタの番号)
以上を記入し、青い「Confirm」(確認)を押します。
↓すると、前の個人情報ページに戻るので、一番下の「上海銀行プリペイドカードの利用規約に同意します」にチェックを入れ、「Next」を押して進みます。
↓サービスの最終確認画面です。
プリペイドカード・サービス
●このプリペイドカードのサービスは上海銀行によって提供されている。
●このサービスは2019年12月31日まで無料である。
●実際にあなたに請求される金額は、上海銀行の両替レートに基づいて決められる。
プリペイドカードの消滅
●あなたの上海銀行のプリペイドカードは、90日間有効であり、期限が来ると自動的に解約される。
●期限が来ると、プリペイドカードの残高は、もともと購入した銀行口座に返金される。
一番下の「Confirm & Pay」(確認&支払い)を押すと、↓この画面が出て、チャージ完了です。「OK」を押すと、TourPassの最初の画面に戻ります。
↓ツアーパスの最初の画面に戻りました。1000元、残高に反映されていますね。
ツアーパスへのチャージの注意点
ツアーパスへチャージするときの注意点をまとめておきます。(一部、デメリット/欠点の部分で紹介した点と重複しています)
3ヶ月間でチャージできる上限は2000元
デメリットの部分で書きましたが、ツアーパスは、3ヶ月の間に2000元までしかチャージできません。
有効期限は、最初のチャージ日から90日間
チャージしたお金の有効期限は、「最初のチャージ日から90日間」。90日を過ぎると、その時点での残高が日本円に直されて、元のカードに戻されます。
有効期限は、TourPassアプリの残高のすぐ下、↓ここに書かれています。
↑この場合、有効期限は、2020年2月3日ですね。
支払いをして残高が減ったら、その分、追加チャージできるのか?⇒ダメ
結論としては、できません。
何か買い物をして残高が減ったとしても、すでに3ヶ月内に2000元をチャージ済みの人は、初回チャージ日から3ヶ月間が過ぎるまで再チャージできません。
要は、アリペイ・ツアーパスでの支払いは、3ヶ月間に2000元しかできない。追加は不可ということです。
支払いをする前にパスワードの設定
注意!!先にパスワードを設定しておかないと支払いできない
私がそうだったのですが、アリペイ・ツアーパスにチャージし、上海に到着。浦東空港に免税店があったので、さっそくアリペイ払いをしようと思ったんです。すると、できない!!

店員は支払いを急かせる。私、テンパる。店員、イライラしてくる。私、さらにテンパる。。。結局、泣く泣く、別のカードで支払ったのでした(涙)。
みなさんは、こんな事態にならないために、支払いパスワードを先に設定しておきましょう。
パスワードは2つある
アリペイ・ツアーパスを使う上で、パスワードは2つあります。
●Payment Password (支払いパスワード) ←6ケタ数字
●Login Password (ログインパスワード)
です。
パスワードの設定/変更方法
ちなみに、パスワードの設定/変更は、↓下記からできます。
↓画面右下の「Me」をタップ
↓右上の「Settings」をタップ
↓「Security Setting」をタップ
↓「Password」をタップ
↓ここで、2つのパスワードを両方、変更することができます。
支払いパスワード設定画面は↓これです。
中国でのアリペイQRコード払いの方法
では、次に、実際に、中国でどうQRコードを使って支払いをするか、を解説します。
QRコード払いは、2種類の支払い方法がある
アリペイのQRコード払いは、2種類あります。
A. ツアーパスで自分のQRコードを出し、スキャンしてもらって支払う
B. ツアーパスでお店のQRコードを読み取り、スマホに金額を入力して支払う
Aは、大きなレストランやカフェ、免税店など、ちゃんとしたレジがある店で支払う方法です。一方で、Bは、小さな店、タクシー、地下鉄の券売機など。
AとB、それぞれ、支払いの流れを見てみましょう。↓
A.自分のQRコードを見せての支払い
まずは自分のQRコードを見せる支払い方から。
①お店の人に、アリペイの中国語名である「ズーフーバオ」(支付宝)と言う。
↓
②お店の人がスキャンする機械を持ってくる。もしくはレジに行く。
↓
③スマホでツアーパス画面の左下の「Payment QR code」をタップ。自分のQRコードが表示され、それをお店の人にスキャンしてもらう。
↓
④支払い完了。
ただし、初めて支払うときだけ、③の「Payment QR code」をタップの時点で、↓この画面が表示されるので、「Enable now」(今、利用可能にする)をタップしてください。
支払いの開始
あなたは、まだこの機能を有効にしていません。有効にして、お店に、支払いのためのQRコードを表示させます。
・定期的に自動更新されます
・使うたびに表示されたQRコードは無効化されます
・(不正利用には)補償が付いています
「Enable now(今、有効化する)」をタップすると、Face IDが使えるiPhoneなら、↓このような画面が出るので、「OK」にすれば、顔認証で使えるようになります。
B.お店のQRコードをスキャンしての支払い
もう一つの支払い方法、スキャンしての支払いです。
①お店の人に、アリペイの中国語名である「ズーフーバオ」(支付宝)と伝える。
↓
②お店の人がQRコードを見せてきたり、壁に貼ってあるQRコードを指差してくれる
↓
③スマホでツアーパス画面の右下の「Scan to pay」をタップし、店のQRコードをスキャンする。
↓
④金額入力画面になるので、お店の人が言った(見せた)金額を入力し、支払い実行。
↓
⑤確認画面が出るので、暗証番号を入力して(もしくはFace IDで)、支払い完了。
④の金額を入力する時、お店の人が言った金額が聞き取れないこともあるかもしれません。金額がわからないときは、スマホを店の人に向ければ金額を入れてくれるはずです。
QRコードによっては、自分で金額を入力しなくても、最初から入っているときもあります。
アリペイ払いのときの注意点
支払い時の注意点をまとめておきます。
Bの「スキャンして支払い」時は不正利用に注意
Bの「スキャンして支払い」の場合は、読み取るQRコードが本当にその店のものであることを注意してください。
詐欺師が、店の本当のQRコードの上に、自分のQRコードをこっそり貼って、お金を横取りした、などという犯罪もあるようです。
「スキャンして支払い」の場合、ちゃんとお店に支払いをした場合は、お店の中に支払った金額が音声で流れる店もありました。
いずれにせよ、ちゃんとお店に支払いができているか、確認は必須です。
地下鉄では券売機で切符を買う必要あり
上海の地下鉄の改札を見ていると、スマホをかざして通る人が多いのですが、その使い方は、ツアーパスでは、できないようです。
やろうとしたら、駅員に「券売機で切符を買ってきてください」と言われてしまいました(涙)。
地下鉄の券売機では、下車駅を選択すると、料金とともにQRコードが表示されるので、それをスキャンすることでアリペイ払いができます。
ツアーパスの残高確認の方法
支払い後のツアーパスの残高確認は、ツアーパスのトップに出るので、簡単に確認できます。
利用履歴/利用明細を見る方法
利用履歴/利用明細は、ツアーパスではなく、一つ戻ってアリペイの画面から見る必要があります。
利用履歴/利用明細を見るときは、↓方法は2つ。
①アリペイの「Money Tracker」を開いて見る
②アリペイの「Me」の中の「Transactions」を開いて見る
①Money Trackerは店の名前と金額しか見れない
まず、①アリペイの「Money Tracker」を開いて見る、ほうを見てみましょう。
タップすると、↓この画面になります。
↑このように、「Money Tracker」では、支払った店の名前と金額しか見れません。ざっと、全体的に見直すときには便利ですね。
↑明細の中の下から3つ目、「移動支付」は実は地下鉄切符の購入なのですが、なぜか電話マーク(苦笑)。保険会社へ提出する証拠としては、誤解を招きそうなので避けたほうがよさそうです。
利用明細をもう少し詳しく見たい場合は、↓次の「Transactions」の明細のほうが良いです。
②「Me」の中の「Transactions」の利用明細
次に、②「Me」の中の「Transactions」の利用明細を見てみます。
↑まず、アリペイアプリ右下のほうにある「Me」をタップし、「Me」の画面の中の「Transactions」をタップします。すると、↓この利用明細になります。
↑こちらの明細は、使った内容と利用した時刻も出ます。公共交通機関は「交通出行」と書いてあるので、わかりやすいですね。
今のところ不明な点(今後も調査を継続)
現時点で、まだ不明な点をメモしておきます。
チャージ用のカードの変更方法がわからない
チャージのために1枚のカードを登録すると、そのカードを別のカードに替えようと思っても、替える方法がよくわかりません。
ひょっとすると、1枚のカードを一度登録すると90日間は変更できないのかもしれないです。
電話番号とパスポートが2つあれば、2倍使えるかも
アリペイは、1つのアプリで、複数のアカウントを切り替えて使うことができます。そして、ツアーパスの認証は、電話番号とパスポートで行います。
ということは、お子さんなどがいる家庭なら、お子さんの分の電話番号を準備すれば、ツアーパスがさらに2000元分、よぶんに使えるのではないか?と思っていますが、まだそこまでは試していません。
プリペイドで、SMSが受け取れる、一番安いSIMって、何なんでしょうね。
Q&A
ツアーパスのポイント還元率は?
アリペイ・ツアーパス自体には、ポイントは付きませんが、日本のカードからのチャージは、海外でショッピングしたのと同じなので、
なので、「ツアーパス利用時の還元率=日本のカードの還元率」となります。
ネットショッピングの支払いでも利用できる?→可能
アリペイ・ツアーパスは、ネットショッピングの支払いにも使えます。支払い方法の中にアリペイがあれば、利用可能です。
私は実際に、春秋航空の航空券購入で支払えました。その他、タオバオ(中国のヤフーオークション)の支払いなどにも使えるようです。
ちなみに、aliexpressの支払いには、アリペイの選択肢は無く、使えないようです。
ツアーパスへのチャージで一番お得なカードは?
学生専用ライフカード/ライフカードステラはダメ
海外でのカード払いでお得な↓この2枚のカードですが、
●ライフカードステラ(JCB):海外支払い3%キャッシュバック
ライフカードに問い合わせをしたところ、残念ながらアリペイ・ツアーパスへのチャージではダメそう、とのこと。理由は、「ネットショッピングはキャッシュバック対象外」だから。う〜ん、残念。
リクルートカード
総合的に一番お得なのが、リクルートカードJCBです。
VISAやMastercardでは海外ショッピング手数料が約2%に値上げされる中、JCBさんだけは「1.6%」で耐えてくれています。
そして、リクルートカードは有名な高還元率カード。ポイント還元率は【1.2%】です。足し引きして、実質手数料率を計算すると、↓こうなります。
+ ②JCB海外ショッピング手数料【1.6%】
ー ③ポイント還元率【1.2%】
ーーーーーーーーーーーーーー
= 実質手数料率0.9%
*レート上乗せは2019年10月の平均値
普段は、海外で使える店が少なくて不利なJCBですが、アリペイにチャージするだけなら関係ないですもんね。
セディナJiyu!da!
2番目にお得なのが、セディナカードJiyu!da!です。
海外キャッシングでお得なセディナJiyu!da!ですが、「海外利用ならポイント3倍」ですので、アリペイ・ツアーパスへのチャージでもお得。↓このような手数料率になります。
+ ②海外ショッピング手数料【2.2%】
ー ③ポイント還元率【1.5%】
ーーーーーーーーーーーーーー
= 実質手数料率1.1%
*レート上乗せは2019年10月の平均値
REXカード(ジャックス)
3番目がREXカード。2020年2月から少し改悪されます。
今、最も高還元率なカードとして有名なREXカード。ポイント還元率は【1.25%】なので、実質の手数料率は、↓こうなります。
+ ②海外ショッピング手数料【1.63%】
→2020年2月から【2.2%】に値上げ(涙)
ー ③ポイント還元率【1.25%】
ーーーーーーーーーーーーーー
= 実質手数料率0.78%
→2020年2月から1.35%
*レート上乗せは2019年10月の平均値
まとめ
ツアーパスは、使ってみると、デメリットもあるのですが、それらを十分にカバーするくらい便利で、中国へ行くなら必ず準備しておくべきサービスです。
両替コストの面では、
です。競合であるWe chat payも「外国のカードでチャージできるようにする」と発表していますが、実際にはまだチャージできない現在、旅行者のQRコード決済は、アリペイの独壇場。
ぜひとも使い方をマスターして、中国のキャッシュレス社会を体験してみてください。便利さにきっと驚きますよ!!
参考記事
Turepassですが、支払いが5000元を超えるとチャージできなくなりました。支払いは残ったチャージ分だけは使えるようです。呑み屋の支払いや高額な支払いは避けないとdidi等で使えなくなります。
slowさん、コメントありがとうございます!slowさんは、5000元もチャージできたんですか?!私は最大2000元までしかチャージできず、いくらか支払ってもやはり合計2000元以上チャージできませんでした(涙)。もしよかったら、2000元より多くチャージした方法を、教えてください!!
追記
私もやってみたところ、上海で支払った当日はできなかった累積2000元以上になる追加チャージが、できました!記事のここに情報を追加しておきました。情報ありがとうございました!m(_ _)m
もともと現地でアリペイを使っていますが、チャージした後payのところからQRコードを開いて支払いを上海銀行と選択すると、ツアーパスからではなく、通常通り支払いができます。
yuyuさん、情報ありがとうございます!!ほんとですね。私もやってみましたが、「Pay」をタップすると、QRコードの下に銀行選択が出ますね!じゃあ、外国人なら、本来のアリペイとツアーパスを併用できる、ということですね。
記事中に、こんな感じで追加しておきました!
教えてくださり、感謝です。ありがとうございました!!
11月の出張では合計2000元までのチャージで限度額まで使ってしまいチャージできない状態となりました。
しかし、今週の出張でなんとなく100元チャージしてみたところできてしまいました。
チャージ残をみるとツアーパスの表示金額が2000元を超えられないようです。おそらく、上限5000元、チャージ2000元の2段階なのかと思います。
oneさん、情報ありがとうございます!oneさんからのコメントを見て、私も、累積2000元以上になるように追加チャージしてみたところ、チャージできました!!oneさんのご指摘どおり「ツアーパスの表示金額が2000元を超えられない」という設定ですね。で、90日間の上限が5000元である、と。
また一歩、新しい事実が解明できました。どうもありがとうございました!!記事にも追加しておきました!