エポスカードはカード利用特典も多く、人気のカードですよね。私も持っています。
ただ、このエポスカードですが、海外キャッシング(海外ATMで現地通貨引き出し)の面ではイマイチなので注意が必要です。
先に結論
エポスカードの海外キャッシングが良くない理由を先にまとめておきます。
以上2点から、よぶんな手数料がかかってしまい、結果として損してしまうのが、エポスカードの海外キャッシングなのです。
特に毎回のATM手数料が痛いですね。海外では、あまり現金を持ち歩きたくないので、回数を多く引き出す人が多いと思います。そういうときに、毎回100円や200円を取られるのは痛い。
下にそれぞれ、詳しく解説していきます。
VISAの両替レートが良くない
まず、エポスカードの国際ブランドはVISA(ビザ)なのですが、VISAは他の国際ブランドと比較してレートが悪いことが多いという要因。
VISAとマスターが、それぞれ公式サイトで発表しているレートでも、マスターの為替レートが大体お得なことが多いですし(参考:VISA、マスター)、当サイトが行った現地調査でも、大半がアコムかJCBが一番良く、VISAのレートはイマイチです(中国/香港はVISAが良い傾向)。

最近は、VISAのレートは以前よりは良くなっていますが、やはり↑この4つで比較すると、VISAのレートは一番劣っているという印象です。
海外ATM利用手数料がかかる
↓公式サイトから。
エポスカードは海外キャッシングをすると、海外ATM利用手数料をエポスカードが取ります(引出し金額1万円以下110円(税込)、引出し金額1万円超220円(税込))。
ATM手数料というのは、2種類あります。
2種類のATM手数料
①ATMの機械を設置している銀行などが取るATM手数料
②カード会社や、カード発行元の銀行が取るATM手数料
①は、そのATMを利用すると、どのカードでも取られるものです。②のほうは、カード会社によって取る取らないがあります。(こちらの記事で一覧にしています)
エポスカードは②のATM手数料を取るカードなので、少し損なのです。
で、このATM手数料、100円や200円と少額に見えるのですが、実は要注意なんです。というのも、海外キャッシングは、国やATMによって違うのですが、1回の引き出し限度額が低いことがあるからです。
私のいた中国では、1回の引き出しが2000元(約3万円)のATMもありました。そのATMで10万円分引き出そうとすると、それだけで、エポスカードだと800円取られてしまいます。
また、上でも書きましたが、海外では、あまり現金を持ち歩きたくないので、回数を多く引き出す人が多いと思います。そういうときにも、毎回100円や200円のATM手数料は、正直、痛いです。
すぐにネットで繰上返済ができない
私が一番おすすめしている「セディナカード」は、ペイジー払いを使って、すぐに繰上返済をすることが可能です。すぐに繰上返済ができる、ということは、利息が少なくなるということ。つまり得ですよね。
エポスカードも「ペイジー払いができます」と公式サイトで言っているのですが、実は、このエポスカードのペイジー払い、その月の請求額が決まった後じゃないと、できないのです。つまり、すぐに繰上げ返済できず、少し待たないといけないのです(=そのぶん利息がかかる)。
↑と、以前は書いていたのですが、エポスでも、すぐに繰上げ返済できる方法を見つけました。くわしくは、↓こちらの記事に書いています。
まとめ
私が、エポスカードの海外キャッシングをおすすめしない理由を、もう一度まとめておきます。
海外旅行には数年に1回しか行かなくて、「せっかくの海外旅行だから細かい節約なんてしたくない」という人なら、これらの短所を無視して使うのもよいでしょう。
ただ、今後も、何度か海外へ行く人や、トータルで大きなお金が必要という人なら、海外キャッシング用には、エポスカードではなく、別カードを作ることをおすすめします。私自身も、アコムACマスターカードと、セディナカードを持っています。
付帯する海外旅行保険に関しては、エポスカードはNo.1なんですけどね。
⇒参考記事:エポスカードの海外旅行保険内容と海外旅行時の注意点
海外キャッシングでお得なカードの比較は、こちらの比較表でやっています。参考にしてみてください。
⇒海外キャッシング手数料比較表