安いユーロ両替まとめ2019 レート内手数料も比較。フランス/イタリア/ドイツ/マルタのデータから

安いユーロ両替比較2019

円からユーロの両替は、海外旅行するとき、どこで行うのが一番お得なのでしょうか?

いろいろ疑問点は出てきますよね。

●ユーロ両替は、日本がお得なのか?現地がお得なのか?
●「ユーロは現地より日本で両替したほうが得」という説は本当なのか?
●日本の両替も、両替所、宅配、空港などあるがどれが得なのか?
●現地ATMでの海外キャッシングはお得なのか?安全にできるのか?
●「カードを使うならレートが良いのはマスターカード」説は本当か?

などなど、疑問は尽きません。

これらの疑問に答えを出すため、2019年、2018年の現地調査データ(フランスイタリア、ドイツ、マルタ)も含め、徹底調査しました。

このページで結論を出したいと思います。

目次

基本:ユーロ紙幣/硬貨の種類

ユーロ紙幣の種類は、500、200、100、50、20、10、5ユーロの7種類。

ユーロ紙幣の中で、現地ATMで出てくるのは、50、20、10ユーロ札がメインです。大きいお札は小さな店では嫌がられるので注意しましょう。

ユーロ硬貨の種類は、2ユーロ、1ユーロ。その下の単位(セントとかサンチームと呼ぶ)として、50、20、10、5、2、1セント、の合計8種類。

ユーロ硬貨に韓国ウォン硬貨を混ぜたゴマカシ

ユーロ硬貨と混ぜて渡された韓国ウォン硬貨

2018年のイタリアの空港での経験なのですが、空港から市内へ行くバスの料金を支払ったとき、しれ〜っとお釣りで渡されたのが韓国ウォン硬貨でした。

ホテルに着いてから気づいた私は、あとの祭り…。数百円のゴマカシなんですが、気分悪かったです。

ユーロの全部のお金の種類を覚える必要はないですが、「ユーロに銀色の硬貨はない(参考写真)」ことや、「1ユーロ硬貨、2ユーロ硬貨は、金色と銀色のミックス」であることくらいは頭に入れておきましょう!

基本:ユーロのレートの調べ方

google検索のユーロレートのチャート
Google検索で「1ユーロ」で検索した結果。2019年6月は、少しユーロ安≒円高傾向

ユーロのレートの調べ方は簡単で、Google検索で「1ユーロ」と入力して検索するだけ。それで、過去20年までのレートも見ることができます。

ちなみに、検索結果に出ている「UTC」は標準時のこと。日本時間はUTCより9時間早いです。

【コツ】必ずネットでその時点のレートを確認してから外貨両替すべき

為替レートを確認後、ATMで海外キャッシングしましょう

「両替所で騙されて損した」みたいな話はよく聞くと思いますが、最近は両替所だけではなく、ATMでも意味不明な高いレートで勝手にお金を出してくるATMがあります。(最近、徐々に増えている感じです。参考記事:極悪レートの海外ATM増加中。海外キャッシングで注意するポイント)

でも、安心してください。そういうATMは必ず画面に両替レートを表示します。

なので、ATMで下ろすにせよ、両替所で外貨両替するにせよ、必ずその日の基準レートをネットで確認してから外貨両替するようにしてください。

ユーロ両替ができる場所

円からユーロに両替するとき「どこで」両替するか、という問題があります。大きく分けると、↓このような感じで7種類くらいの両替場所があります。

円ユーロ両替の手段
①日本の銀行
②日本の両替所
③日本の外貨宅配
④現地空港の両替所
⑤現地の街の両替所
⑥現地でカード払い
⑦現地空港のATMでユーロ引き出し
⑧現地の街のATMでユーロ引き出し

↑先に書いてしまいますが、ATMはどこでも両替レートは同じです(VISA/master/JCBなどの両替レートを使うため)。なので、実際は⑦と⑧が同じ。

あと、実は、現地ATM引き出しは、クレジットカードで行うのと、デビットカード/国際キャッシュカード/海外用プリペイドカードで行うのとでは、手数料が違うので、⑥と⑦は、↓こう入れ替えましょう。

円ユーロ両替の手段[訂正版]
①日本の銀行や両替所
②日本の空港の銀行や両替所
③日本の外貨宅配
④現地空港の両替所
⑤現地の街の両替所
⑥現地でカード払い
⑦現地ATMでデビットカード/国際キャッシュカード/海外用プリペイドカードでユーロ引き出し
⑧現地ATMでクレジットカードでユーロ引き出し

↓それぞれ、お得かどうか見ていきます。

※それぞれ、調査日が違っても比較できるように、基準レートをgoogle検索やアプリで確認した後、「総手数料率」を計算して比較しています。

先に結論。

急いでいる人のために、先に結論を書いておきます。

安いユーロ両替のための結論
●ユーロは、現金両替なら現地より日本のほうがレートが良い
●目安としては、総手数料率3%以下なら両替していい、2%以下なら安い
●↓この2つの手段は、現金両替よりも良いレートになる
カード払いなら海外手数料無料のソニーバンクウォレット(0.2%)
ユーロ現金が必要ならアコムACマスターカード(0.2%)かセディナカード(0.35%)でATM引き出し

【手数料率1.5〜4%】日本の銀行のユーロ両替(三菱UFJ、みずほ、三井住友など)

まず、日本の銀行のレートを見てみましょう。

成田空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港(セントレア)に支店や出張所を出している銀行を調べた結果が、↓下の表です。

灰色部分が日付です。各空港で複数日、調査しています。%が手数料上乗せ率で、数字が小さいほうが手数料が少なくなります。黄色の部分がその日の最安値、赤字が一番損、という意味です。

↓関西空港は両替レートが良いですね。成田は第一ターミナルがおすすめ。羽田と中部は、レートはイマイチ。

関西国際空港の銀行は【手数料率1.5%】、中部空港(セントレア)は【3.5%】

関西空港と中部空港(セントレア)の銀行/両替所のユーロレート

関空の紀陽銀行の1.3%は驚異的な安さ。私は中部空港がメインなのですが、関空を見習ってもらいたいものです。。。

成田空港の銀行は【手数料率3%弱】、羽田空港は【3%】

成田空港と羽田空港のユーロ両替レート(銀行・両替所)

↑羽田ならSBJ銀行。成田空港なら第1ターミナルのGPA両替所がおすすめ(下で解説)。

★両替していい目安は、総手数料率3%以内

ユーロ両替は手数料率3%以下なら両替してもいいレベル

上記のいろいろな銀行の上乗せ手数料率を見てみると、大体の基準として、手数料率3%以下ならまあ両替していいレベル、2%以下ならお得と判断できます。

ユーロ両替のポイント
手数料率3%以下なら両替していいレベル、2%以下ならお得

↓下でも、「手数料率3%以下かどうか」で高いか安いか、判断してみてください。

日本の銀行や両替所のレートは、街と空港で違う?⇒空港がお得

両替レートは、同じ銀行でも支店が違うと違うレートになることがあります。特に、空港支店と、街の支店ではレートを変えている銀行が多いです。

結論としては、「外貨両替は、街の支店と空港支店なら、空港支店のほうがトク」ということ。

基本的に、空港支店のほうがレートが悪い銀行はありません。また、りそなや三井住友のように、街の支店では外貨両替をやめてしまった銀行も出てきているからです。

●空港支店のほうが街の支店よりレートが良い銀行
みずほ銀行、京葉銀行、紀陽銀行、池田泉州銀行

●空港支店も街の支店も、銀行内すべて同じレートの銀行
三菱UFJ、SMBC信託

●街の支店で外貨両替しなくなった銀行
りそな銀行、三井住友銀行(SMBC信託銀行に承継)

外貨両替をする銀行でも、問い合わせをすると「街の支店では外貨両替は時間がかかるので、空港支店でやったほうがいいですよ」とアドバイスをくれた銀行もありました。

※レートが悪いので使わないと思いますが、両替所のTravelexだけは「空港店と街の店舗ではレートが違うとだけしか言えない」という回答で、調べてみたところ、街の店舗のほうがレートは良かったです。

日本の空港両替所のユーロ両替の上乗せ率

【手数料率2.8%】GPA両替所なら成田空港第1ターミナルが良い

GPA両替所のユーロ両替レート

成田空港の第1ターミナルは銀行や両替所が多いため激戦です。そのため、GPA両替所は第1ターミナルの店のレートを、GPA公式サイトのレートよりも少し良くすることが多いとのこと。

【手数料率3〜6%】トラベレックスのユーロ両替はダメ

トラベレックスのユーロ両替レート

Travelex(トラベレックス)のユーロ両替は、上乗せ手数料が多く、あまり良くありません。関空のトラベレックスだけはレートが少し良いですが、関空なら紀陽銀行で両替したほうがお得ですしね。

トラベレックスはクレカ払いで両替できることがメリット。でも、ポイント還元で0.5%〜1%が得になるとしても、そこまでお得じゃないです。

日本の街の両替所のユーロ両替の上乗せ率

次に、レートが良いという評判を耳にする2つの両替所を見てみます。

「海外両替ドルユーロ」と「インターバンク」のユーロ両替レート

【手数料率2.5%】両替所「外貨両替ドルユーロ」はまあまあ

外貨両替ドルユーロ」は、検索でよく見かける両替屋さん。レートは成田のGPA両替所より少し良いくらいなので、まあまあと言えます。

来社して外貨購入の場合は予約必須、ということは覚えておきましょう。

通信販売もやっていますが、そっちは手数料が増えるのでダメです(下で解説)。

【手数料率1.7%】両替所「インターバンク」はレート良し

両替所の「インターバンク」は、関空の紀陽銀行に匹敵するレートの良さ。日本で両替していくなら、インターバンクが良さそうです。

来店の場合は、予約フォームからの予約が必要です。

インターバンクも通信販売をやっていますが、通信販売は手数料が増えるのでダメです(下で解説)。

【手数料率3%超】日本の外貨宅配のユーロ両替はダメ(大黒屋、ゆうちょ外貨宅配など)

外貨宅配

外貨宅配のユーロ両替レート

下2つの大黒屋とゆうちょ外貨宅配の手数料は「3%中盤」。レートが高いので却下ですね。

【手数料率4%】外貨両替ドルユーロの外貨宅配も損

外貨宅配の場合は、お金を振込後、郵送の流れ。午後3時までの着金確認で当日出荷。費用は、振込手数料と郵送料がかかります。郵送料は400円で、10万円以上の注文で郵送料が無料。

例えば、5万円を両替すると(外貨宅配の場合)、総手数料率は3.9%となります。あまり安くないですね。

外貨両替ドルユーロ(外貨宅配時)の総手数料率
レート上乗せ約2.5%+振込手数料0.6%(約300円と仮定)+郵送料0.8%(400円)=3.9%

【手数料率3.3%】インターバンクも外貨宅配は損

また、外貨の通信販売の場合は、フォームから予約し、銀行振込して郵送となります(原則翌日着)。費用は振込手数料と郵送料がかかります。

インターバンクの郵送料
●499ユーロまで 500円
●500〜999ユーロ 300円
●1000ユーロ以上 無料

例えば、5万円を両替すると(外貨宅配の場合)、総手数料率は3.3%となり、あまり安くならないので注意してください。

インターバンク(外貨宅配時)の総手数料率
レート上乗せ約1.7%+振込手数料0.6%(約300円と仮定)+郵送料1.0%(500円)=3.3%

ユーロ両替の手数料の種類

ここで、すこし復習しておきましょう。外貨両替の手数料は、両替手段によって少し変わります。

銀行や両替所でかかる手数料

銀行や両替所でかかる手数料
●銀行:レートに上乗せ(+両替手数料)
●両替所:レートに上乗せ+両替手数料

↑銀行でレートとは別に両替手数料を取るところは少ないです。また、両替所も両替手数料を取るところと取らないところがあります。

日本の両替所は手数料を取らないところが多いです。海外の両替所も、最近は取るところが減っている感じです。ただ、勝手に取られる可能性もあるので、両替前には必ず確認しましょう。

以上、復習でした。

では、次に、現地の両替を見てみましょう。

【手数料率15%】パリとローマ空港の両替所でのユーロ両替は最悪

ローマ フィウミチーノ空港内の両替所

●パリ シャルル・ド・ゴール空港のトラベレックス 手数料率13.2%(2018年1月14日)
●ローマ フィウミチーノ空港両替所 手数料率16.6%(2018年1月15日)

↑すごいです(涙)。ローマ空港で、全レート中、最悪の16.6パーセントの上乗せ。なんと、日本の銀行の5〜7倍の手数料です。パリもローマに負けないくらい悪いレート。ユーロを現地空港で両替するのは最悪ですね。覚えておきましょう。

【手数料率3〜12%】現地の街の両替所でのユーロ両替はピンきり

ローマ市内 両替所 パンテオン付近

パリとローマでの調査では、両替所によってかなりレートに差があることがわかりました。手数料率が3%以下のレートが良い店を見つけられればが両替もアリという感じです。

残念ながら安い両替所の法則性は見出せず。↓このように必ずしも、観光地の近くがレートが悪いわけではありません。

●パリ オペラ座近くの両替所① 2.7%
●パリ オペラ座近くの両替所② 3.4%
(以上、2018年1月14日)
●ローマ トレビの泉近く 5.8%
●ローマ コロッセオ近く 5.8%
●ローマ パンテオン近く① 10.3%
●ローマ パンテオン近く② 10.3%
●ローマ テルミニ駅内 12.3%
●ローマ バチカン近く 12.2%
(以上、2018年1月16日)

現地在住の人のブログなどを探せば、もっとレートの良い両替所は見つかるかもしれないですね。まあ、でも、それよりも、クレジットカードを使ったほうが、ユーロ圏ではお得です。

↓次は、カード払いを見てみましょう。

★【手数料率0.12〜5%】現地でカード払いはカードによってはお得

カード払い

ユーロ圏は、クレジットカードが使える店も多いので、現地でカード払いもアリ。ただし、海外でカード払いをする場合、「海外ショッピング手数料」がかかるので注意が必要です。

(もちろんですが、買い物だけではなく、レストランでのカード払いでも、この「海外ショッピング手数料」は、かかります)

海外ショッピング手数料のカードごとの一覧表は、こちらの記事に掲載しています。

ユーロでカード払いするときの手数料

海外でユーロのカード払いの場合、一括払いなら、実質手数料は、↓この3つの合計になります。

カード払い時の手数料はこれらの合計
①海外ショッピング手数料 0%〜5%
②VISA/JCB/masterのレート上乗せ 0.2%
③↑ここからポイント還元率を差し引く

②のVISA/JCB/masterのレート上乗せに関しては、最近のデータを見るとVISA/JCB/master3者は、皆0.2%前後で同じくらい。

ポイント還元率は、得する部分として、総手数料率から差し引いて考えていいでしょう。ポイント還元率も、もちろんカードごとに違いますが、普通のカードで0.5%、お得なカードで1%くらいですよね。

ユーロのカード払いで一番オトクなカードはソニーバンクウォレット

ソニー銀行デビット1

ユーロのカード払いで、一番お得なのは、ソニー銀行のデビットカード「ソニーバンクウォレット」で、総手数料率0.2%。日本で唯一の、海外ショッピング手数料が無料のカード。円からユーロへの両替レートでVISAの0.2%上乗せがあるだけです。

ソニーバンクウォレットでのカード払いの手数料率
①ゼロ%+②0.2%ー③ゼロ(海外払いはキャッシュバック無し)=0.2%

ソニーバンクウォレットの詳細な解説記事はこちら⇒記事:ソニー銀行のデビットカードが海外で最強である3つの理由

では、次は、現地ATMでのユーロ引き出しについて見てみましょう。

【手数料率2〜7%】現地ATMユーロ引き出し(クレカ以外、デビットカード/国際キャッシュカード/海外用プリペイドカード)

デビットカード/海外用プリペイドカード/国際キャッシュカードなどの現地ATMユーロ引き出しは手数料が高くイマイチ

海外ATMでの現地通貨を引き出し(=海外キャッシング)の手数料は、現金両替とは全く違います。カードの種類によって手数料が変わります。

デビットカード/国際キャッシュカード/海外用プリペイドカードの場合は、手数料は、↓このようになります。

海外ATMで現地通貨引出し時の手数料
キャッシュカード/デビットカード/プリペイドカードの場合:総手数料率 2〜7%
①VISA/JCB/masterのレート上乗せ 0.2%
②カード会社が取るATM手数料(税別100円or200円/回)
③ATM設置者(現地銀行など)が取るATM手数料
④海外事務手数料 1.6%〜5%

②はカード会社によって取るカードと取らないカードがあります。(参考記事:海外ATM手数料が無料のカード、有料のカード一覧)

③は、今までパリで2行、ローマで2行、ドイツで1行、マルタで1行のATMで調査していますが、いずれも取られていません。ユーロ圏って、ATM設置者手数料は取られないんですかね。詳しい方がいたら教えてほしいです。

[例]デビットカードで現地ATMで100ユーロを引き出すと

では、①〜④の手数料を合計してみましょう。例えば、100ユーロを引き出した場合で計算してみます。

デビットカードで現地ATMで100ユーロを引き出したときの手数料率

②のATM手数料を取るカード会社の場合、
①0.2%+②1.8%(216円)+③なし+④1.6〜5%=3.6%〜7.0%

②のATM手数料を取らないカード会社の場合、
①0.2%+②なし+③なし+④1.6〜5%=1.8%〜5.2%

結論としては、「3%以下なら両替OK、2%以下ならお得」の基準で判断すると、②のATM手数料を取るカード会社のカードは全滅。②のATM手数料を取らないカード会社の中で、海外事務手数料が2.8%以下のカードならアリですね。

具体的には、使えるのは↓これらのカードですね。

海外で使ってもいいキャッシュカード/デビットカード/プリペイドカード

●2%以下
イオン銀行デビット(総手数料率1.8%)

●3%以下
住信SBIネット銀行デビット(総手数料率2.8%)
りそな銀行デビット(総手数料率2.8%)
楽天銀行デビット(総手数料率3.0%)
ジャパンネット銀行デビット(総手数料率3.0%)

↑でも、結局、キャッシュカード/デビットカード/プリペイドカードは、海外ATMでのお得さでは、クレジットカードには勝てません

↓次、説明します。

【手数料率2〜4%】普通のクレカでの現地ATMユーロ引き出し(海外キャッシング)

クレジットカードの現地ATM引き出しも普通の使い方では手数料が高くイマイチ

次は、クレジットカードを見てみましょう。クレジットカードを使って現地ATMユーロ引き出し(海外キャッシング)をする場合の、手数料一覧は、↓こうなります。

海外ATMで現地通貨引出し時の手数料
クレジットカードの場合:総手数料率 0〜4%
①VISA/JCB/masterのレート上乗せ 0.2%
②カード会社が取るATM手数料(税別100円or200円/回)
③ATM設置者(現地銀行など)が取るATM手数料
④利息(0.05% × 0日〜50日分)

↑③の「ATM設置者(現地銀行など)が取るATM手数料」が消してある理由は、クレカでのキャッシングは「利息以外を取っちゃダメ」というルールがあるからです。

実際に、フランス、イタリア、ドイツ、マルタなどで、クレカでATM引き出ししていますが、ATM設置者手数料は取られていません。ほんと、この部分はクレカ会社に感謝ですね。

あと、②カード会社が取るATM手数料は、かかるカードと、かからないカードが会社ごとに決まっているのは、上のデビットカードなどと同じ。かからないカードを選ぶほうが得です。(参考記事⇒海外ATM手数料が無料のカード、有料のカード一覧)。

ここがポイントなのですが、海外でのATM引き出し(海外キャッシング)に関しては、クレジットカードが一番、総手数料を少なくできます

ただし、普通のクレカの使い方ではダメ。クレカは繰上げ返済によって大幅に利息を少なくできます。また、もう一つ、「ATM設置者手数料が取られない」という点もクレカがお得になる理由ですね。

[例]普通のクレカで現地ATMで100ユーロを引き出すと手数料2.2%〜4%

では、まず、クレカの普通の使い方で、①〜④の手数料を合計してみましょう。例えば、100ユーロを引き出した場合で計算してみます。

普通のクレカで現地ATMで100ユーロを引き出したときの手数料率

②のATM手数料を取るカード会社の場合、
①0.2%+②1.8%(216円)+③なし+④2%(40日分)=4%

②のATM手数料を取らないカード会社の場合、
①0.2%+②なし+③なし+④2%(40日分)=2.2%

↑利息が約40日分かかってしまうところが、手数料を大きくしてしまっていますよね。

では、次に、クレジットカードの海外ATM引き出しの一番お得な技、「繰り上げ返済」を見てみましょう。

★クレカは繰り上げ返済で利息を0.2%以下に減らせる

繰り上げて支払うことで利息を止めるのが繰上返済

クレジットカードでのキャッシングは、多くのカードが年利18%です。この年利18%を365日で割ると、1日0.05%。つまり、「毎日毎日、1日ごとに元本の0.05%の金額の利息が付く」というのがクレカのキャッシングなのです。

1日ごとに利息が増えるので、早めに返済すれば、利息は減りますよね。それが「繰り上げ返済」です。

ただ、普通のカードは、この繰り上げ返済をするのに、「カード会社に電話&カード会社の銀行口座に振込」という手間と費用がかかってしまいます。

しかし!

その費用がかからないカードがあるんです。ネット上の「ペイジー返済」を使うため、電話不要で振込手数料も不要。そういうカードが、アコム、セディナ(OMC系)、エポス、セゾンの4つです。

でも、エポスとセゾンはATM手数料を取るので除外。すると、結果、アコムかセディナ(OMC系)がお得、という結論になります。

★【手数料率0.3%】[例]アコムやセディナで現地ATMで100ユーロを引き出し

ペイジー返済可能で海外ATM手数料が無料のカードがユーロ両替で一番オトク

そのお得なアコム、セディナのカードだと、①〜④の手数料は↓こうなります。

海外ATMで現地通貨引出し時の手数料
クレジットカードの場合:総手数料率 0〜4%
①VISA/JCB/masterのレート上乗せ 0.2%
②カード会社が取るATM手数料(税別100円or200円/回)
③ATM設置者(現地銀行など)が取るATM手数料
④利息(0.05% × アコム0日分、セディナ3日分)
⑤ペイジーで繰上返済のため電話代不要、振込手数料無料

具体的に合計してみましょう。↓こちら。同じく100ユーロを引き出した場合で計算しています。

アコムACマスターカードの総手数料率
①0.2%+②なし+③なし+④0%(即日返済可能)=0.2%

セディナカード(OMC系)の総手数料率
①0.2%+②なし+③なし+④0.15%(3日分)=0.35%

↑「3%なら両替OK、2%ならお得」の基準に照らし合わせても、かなりお得なことがわかると思います。

アコムとセディナのカードの詳しい解説は、↓これらをご覧ください。

●記事:セディナより得!!アコムACマスターカード海外キャッシング(ATM引出し)のコツ

●記事:世界17ヶ所で調査。セディナカード海外キャッシング(ATM引出し)のコツ

【手数料率10%】現地空港ATMでのユーロ海外キャッシングはDCCに注意

ポルトガル ユーロネットATM
ATMで、こういう両替レート画面が出たら要注意

現地ATMは、現地空港のATMでも、街のATMでもレートは同じです。ATMのレートはVISA/master/JCBなどの国際ブランドが決めるからです。

ただし、上にも少し書きましたが、最近、ATMが独自に悪いレートを提示する「Direct Currency Conversion(DCC)」というシステムのATMが増えています。特に、空港などに多いです。トラベレックスATMや、ユーロネットATMを使うときは要注意。

それらATMは、こう言ってきます。「今、ここで、私たちが提示するレートで確定しておくのが得ですよ」と(↑上の写真がそうです)。良さそうに見せて誘ってくるんですが、大体、提示されるのは、かなり損なレート(でも回避可能)です。

参考記事:極悪レートの海外ATM増加中。海外キャッシングで注意するポイント

このDCC、たとえ表示されたATMでも、ちゃんと普通のレートで引き出す方法があるので安心してください。悪いレートが提示されたときに、それを拒否するだけ。↑上の参考記事にその方法を詳しく書いています。

パリ シャルル・ド・ゴール空港ターミナル1内のATMの位置
パリCDG空港T1マップ。ATMはDCCばかり

ちなみに、パリのシャルル・ド・ゴール空港は、空港内のATMはトラベレックスATMばかり。ローマのフィウミチーノ空港は、空港内のATMはユーロネットのATMばかり。つまり、パリ・ローマ両空港ともに、その悪いレートが提示されるATMばかりだったんです。DCCか、そうじゃないかで、↓こんなに差が出ます。

DCCとDCC回避ではこんなに差がある
●ローマ空港 EuronetのATM DCCの場合 手数料率11.3%
●CDG空港 TravelexのATM① DCCの場合 手数料率9.8%
●CDG空港Travelex ATM② DCC回避すると 手数料率0.27%

なので、ユーロ圏の空港でATM引き出しする場合は、必ず上の記事を読んで、DCC対策をしてからATMを使うようにしてくださいね。

街でのATMの探し方

googleマップで海外のATMの場所を探せる

街でATMを探す場合は、Googleマップを使うのが簡単。Googleマップで「ATM」と入力して検索すれば、↑このように出てきます(この画像はベトナムでの検索結果)

犯罪に遭いにくく安全なATMの選び方

安全なATM、つまり犯罪に遭いにくいATMの選び方は、人通りの多いところ、明るいところ、できれば建物の中を選ぶのがコツです。防犯カメラが映りやすい=犯罪者が嫌がるからです。

ATMの機械にカメラなどを設置する犯罪(スキミング)もあるので注意しましょう(参考記事:スキミング)。

一番おすすめなATMは、銀行の建物内のガードマンがいるATMです。で、それが銀行の営業時間内であれば最高。トラブルになったときでも、すぐに対応してもらえるので安心です。

ユーロ圏のATMの使い方/操作方法

ATM操作は、残念ながら英語で操作が必要です。でも、ATM操作には決まった英単語しか使わないので慣れれば簡単です。

海外ATMの使い方の基本を覚えるには、↓こちらのVISAとJCBのサイトがおすすめです。

海外ATMの操作方法|海外旅行カード活用術|海外でも便利でお得なVisa|世界通貨 Visa – Visaカード優待情報

ATMシミュレーター | JCBブランドサイト

ただし、海外ATMの操作は、ATMごとにクセもあるので、↓これらの記事で、実際のATMの動きも予習しておくことをおすすめします。

パリ空港トラベレックス(Travelex)ATMの使い方(動画あり)2018年 英語版

パリ ソシエテ・ジェネラル銀行ATMの使い方(動画あり)2018年 英語版

ローマ Euronet(ユーロネット)ATMの使い方(動画あり)2018年 英語版

ローマ サン・ミニアート貯蓄銀行ATMの使い方(動画あり)2018年 英語版

まとめ:おすすめお得なユーロ両替方法はコレ!

なんと、最安両替手段と最下位で、手数料の差は75倍!(驚)(0.2%と15%)。ちゃんと両替場所を選んで節約しましょう。

↓ここに、おすすめのユーロ両替方法をまとめておきます。

ユーロ両替で一番安いのは、
カード払いなら、ソニーバンクウォレットか、セディナJiyu!da!
現地ATM引き出しなら、アコムかセディナ(OMC系)。

●ソニーバンクウォレットでカード払い 0.2%
●アコムACマスターカードATM引き出し 0.2%
●セディナカード(OMC系)ATM引き出し 0.35%
●セディナJiyud!a!カードのカード払い 0.7%

ちなみに、普通のカードはそんなにお得ではないです。普通のカードのカード払いは約1.7〜4.7%、普通のカードでのATM引き出しは、約2.2〜4.0%の手数料率です。

でも、やっぱり日本で少しだけでも両替しておきたい人は、↓こちらがおすすめ。

●インターバンクへ来店両替 1.7%
●外貨両替ドルユーロへ来店両替 2.5%
●関西の人なら、関空の紀陽銀行 1.3〜2%

成田・羽田・中部の空港でしか両替の時間がない、という人は、↓これら。

●成田空港T1のGPA両替 2.8%
●羽田空港SBJ銀行 3.0%
●セントレア直営両替所 3.3%

現地空港の両替所はレート最悪なので使っちゃダメです。現地の両替所は、かなりレート差があるので、基準として「手数料率が3%以下なら、まあ使ってもいい」と覚えておいてください。

以上、お得なユーロ両替まとめ記事でした!

アコム、ソニー、セディナに興味を持たれた方は、↓これらの解説記事もぜひお読みください。

参考記事
セディナより得!!アコムACマスターカード海外キャッシング(ATM引出し)のコツ。為替レート/返済方法など

ソニー銀行のデビットカードが海外で最強である3つの理由

世界17ヶ所で調査。セディナカード海外キャッシング(ATM引出し)のコツ。為替レート/返済/枠増額まで

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4 Responses to “安いユーロ両替まとめ2019 レート内手数料も比較。フランス/イタリア/ドイツ/マルタのデータから”

  1. 山井徳行 より:

    のむてつさん
    空港でのATMでお得なレートで引き出す方法、ありがとうございました。雨降って地固まる、ですね。あなたの熱心さには感心させられます。
    私は現在、ベリーズという中米を旅行中です。ここのベルーズドルは米ドルと固定相場で運用されていて、そのせいだと思いますが、物価が高くなっています。交換レートは旅行の費用に直接 関係しますんで、大切です。
    これからも頑張ってください。応援しています。

  2. のむてつ より:

    山井さん、応援コメント、ありがとうございます!!
    私は、中米など、上級者向けの場所では、まだ調査できていませんが、これからもコツコツがんばります!これからもよろしくお願いします!

  3. mil mil より:

    はじめまして、のむてつさん。
    海外旅行好きなので、両替は色々調べながら調達していましたが、キャッシング自体に抵抗があり今まで避けていました。夏にパリ行きを計画しているので、今回は是非チャレンジしようと色々調べていたところでたどり着きました。
    早速、おすすめのセディナマスターカードの申し込みをしました。
    パリの空港は第1ターミナルを利用し到着時にキャッシングをする予定なので、ご教示通りトラベレックスATM利用時の注意点には十分気をつけたいと思いました。
    1つ質問ですが、例えば10万円程のキャッシングとして800ユーロを指定した場合、100ユーロが8枚として出てくるのでしょうか?出来れば100ユーロ以外の金種を用意したいので、キャッシングがどの様になっているのか教えて頂けると助かります。
    よろしくお願いします。

  4. のむてつ より:

    mil milさん、こんばんは!
    コメントありがとうございます。

    ご質問の件ですが、私がトラベレックスATMで100ユーロで引き出しをしたときは、100ユーロ札で出てきたので、800ユーロだと、100ユーロ札8枚で出てくる可能性が高いと思います。

    選べる引き出し金額は、上のATM動画を見ていただくとわかりますが、トラベレックスATMだと、「200,300,400,500,600,other」となっていて、otherを選ぶと、20の倍数で数字を設定できるようになっていました。

    でも、あの、みんなが使っていない雰囲気のATMですから、少額紙幣がちゃんと足されているのか怪しいです(笑)。なので、20の倍数で、例えば80ユーロを引き出そうとしても、紙幣不足でキャンセルされる可能性もありそうですよね。

    ちなみに、ソシエテ・ジェネラル銀行のATMだと、「20,30,40,50,60,80,100,その他」という選択肢でした。

    小額紙幣が良いなら、空港のトラベレックスATMには期待せずに、街のATMで引き出すほうが良い気がします!

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